ロイヤルカナンのフードは年齢や身体の大きさ、種別などに合わせて最適な栄養バランスで構成されています。
犬や猫が必要とする栄養は生涯を通じて一定ではなく、成長段階やライフスタイルに応じて変えていく必要があります。
ロイヤルカナンの製品は、年齢に加えて、その大きさに応じた栄養バランスに配慮しています。
また、それぞれの犬や猫に起こりがちなトラブル、さらには、抱えてしまった病気などそれぞれの特性に応じた製品を用意しています。
ロイヤルカナンにとって、バランスの取れたフードをつくるということは、約50種類の栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物、アミノ酸、脂肪酸、無機塩、ビタミン、微量な元素など)で構成されたジグソーパズルを組み立てることに似ています。
それぞれのピースには、犬や猫にとって欠かすことのできない栄養素が含まれています。
そしてそれらの大小さまざまなピースは、お互いに最適な比率に調整され、補足し合うように構成されています。
人間にとって魅力的な素材ではなく、犬や猫の健康のために本当に必要なものだけが選び抜かれています。
ロイヤルカナン製品の大きな特徴の1つは、特定の種類の肉や魚を使うことを重視しない点にあります。それは、最終的には、犬や猫が必要とする栄養をすべて満たすことができるかどうかがポイントだからです。 犬や猫の健康にとって、それが鶏肉なのか、マグロなのか、またはカツオなのかということは、人間が思うほど重要ではないのです。
肉食動物としてのルーツを持つ犬や肉食動物である猫は、健康維持のために多くのたんぱく質が必要です。しかし腸内に未消化のたんぱく質が増えると発酵が進み、腸内環境が悪化することがあります。これが糞便が軟らかくなる原因といえます。ロイヤルカナンのドライフードは、消化率90%以上を誇るL.I.P.(超高消化性タンパク)を使用し、良好な腸内環境の維持をめざしています。
※製品によっては、その目的や性質上、L.I.P.を使用していないフードもあります。
ロイヤルカナン製品の主原料は、全て天然由来。そして、着色料は使用していません。そのため、素材は産地や収穫時期によって色が変化するので、時期によってキブルの色にもばらつきが生じますが、品質に問題はありません。
犬と猫ならではの「おいしさ」を判断する要素。それらを考慮して嗜好性に関する研究を続けています。
例えば、人間にはあまり好まれない匂いでも、犬や猫たちにとっては好まれる匂いがあります。ロイヤルカナンでは、犬や猫が喜んでフードを食べることで、しっかりと栄養を摂取できるように、あえてこの匂いをフードに採用し、製品化しています。 市場のニーズを追うのではなく、犬と猫が求めるニーズをつねに研究する。それがロイヤルカナンの姿勢です。
犬や猫は人間と比べると、舌に存在する味を感じる器官「味蕾(みらい)」の数が少なく、感じ方も違います。ロイヤルカナンは以下のような犬や猫の嗜好性をふまえて、フードづくりを行っています。
ロイヤルカナンは犬と猫の健康を第一に考え、品質管理においてもさまざまな取り組みを行っています。
工場において国際標準化機構(ISO9001、ISO14001)で定められた国際標準規格を導入し、原材料から最終製品にいたるまで品質を厳重に管理し、環境にも配慮しています。
原材料は、品質、安全性、適法性を第一に選定し、ロイヤルカナンが独自に定める厳しい評価基準をクリアしたサプライヤーからのみ調達しています。また工場入荷時には成分などが、規格通りであることを厳格に検査しています。このシステムを世界中の工場とリンクさせることで、原材料品質の均質化を実現しているのです。
すべてのパッケージにはトレーサビリティコードが印字されており、その製品の原材料調達から、製造加工、流通、販売の履歴を追跡できるしくみになっています。配送途中の製品保管倉庫における品質・管理基準を厳格に規定し、製品を最良の状態でお客様にお届けできるように努めています。
品質に関してロイヤルカナンに寄せられた声は、工場で生産に従事するすべての責任者へダイレクトに伝わるようになっています。
家禽(かきん)とはヒトの食用として飼育された鳥類の事です。ロイヤルカナン製品の原材料として使用する家禽(かきん)は主に鶏(ニワトリ)と七面鳥です。
犬と猫の体内で90%以上消化される非常に吸収力に優れたたんぱく質のことです。
穀物類は、炭水化物源として使用しております。穀物の種類により、消化吸収のスピードや血糖値の上昇率が違うため、それぞれの穀物の特徴を製品に合わせて使い分けたり組み合わせて使用しています。また、穀物類は肉類にはない栄養素を補うためにとても大切です。
ロイヤルカナン製品の主原料は天然素材を使用しています。すべての原材料は、ロイヤルカナンが厳選した原材料供給会社から、食品と同じ厳しい基準に合格した原材料のみ使用しています。
食品添加物の使用基準には、一日摂取許容量(ADI)*が定められています。そのため、仮に使用基準の上限量を添加したものを食べ続けたとしても、一日摂取許容量を下回る量なので安全です。 また、健康に影響を及ぼす恐れのあるものは、食品添加物として認められません。
*毎日その量を一生食べ続けたとしても無害である(健康に影響を及ぼさない)ことが科学的に確かめられた量
ドライフードには、酸化防止剤として、没食子酸プロピルとBHAを使用しています。犬用ドライフード製品には保存料として、ソルビン酸カリウムを使用しています。ウェットフードには酸化防止剤、保存料は使用していません。
犬や猫は、必要なエネルギーを脂肪から取る割合が人間よりも多く、ペットフードは、人間の食事と比べると、脂肪分が高くなっています。脂肪が酸化すると、過酸化脂質に変化し、健康に影響を与えることもあります。酸化防止剤が過酸化脂質の生成を抑え、製品の風味や栄養価を保ちます。
食品添加物として許可されている酸化防止剤です。油脂、バター、魚介類の加工品などの人の食品にも使用されています。
食品添加物の使用基準には、一日摂取許容量(ADI)※1が定められています。BHAの一日摂取許容量は体重1kgあたり、1日、0.5mg※2です。毎日この量を食べ続けたとしても健康に影響は及ぼしません。また、摂取したBHAは2日で体外に排出されますので蓄積されることはありません。
※1 毎日その量を一生食べ続けたとしても無害である(健康に影響を及ぼさない)ことが科学的に確かめられた量
※2 1mgは0.001g
平成21年6月1日から施行された、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)において、エトキシキン・BHA・BHTの単独または合計量が150μg/g(1グラムあたり150マイクログラム)とされています。
*1μgは0.000001g
ロイヤルカナンのドライフードに含まれるBHAの量は、使用基準の数分の一です。実験でラットに発がん性が認められた量は、この量の500倍以上に相当します。実際にドライフードに含まれる量のBHAでは、発がん性は認められません。
食品添加物として許可されている酸化防止剤です。食品では油脂、バターに使用されています。
ヨーロッパでは、ペットフードに対して使用基準が定められており、100ppm以下とされています。ロイヤルカナン製品はヨーロッパで製造されている為、この基準を守っています。日本においては食品添加物として人の食品への使用が認められています。
体重1kgあたりに対して、1日、1.4mgです。
※1mgは0.001g
加工食品の腐敗などの原因となる細菌やカビなどの増殖を抑え、食品の保存性・安全性を高める目的で使われる、食品添加物です。
食品では、チーズ、ジャム、ケチャップ、漬物、煮豆などに使用されています。食品に対しては、チーズ3.0g/kg、魚肉ねり製品2.0g/kg、ジャム1.0g/kg、などと使用基準が定められております。ペットフードに対しては日本・ヨーロッパでは使用基準は特に定められておりません。ロイヤルカナン製品の使用量は、これら人の食品に対する使用基準を参考にしています。
体重1kgあたりに対して、1日、25mgです。
※1mgは0.001g
ロイヤルカナンは、栄養に関する正しい知識を持つ方々こそが、適切な製品選択のアドバイスを行うことができると考えています。
ロイヤルカナン製品を扱うペットショップやグルーミングサロンなどの専門店では、犬や猫のオーナーが必要な製品を選ぶときに、専門知識に基づいた、優れたアドバイスを受けることができます。
ロイヤルカナン製品の開発においては、ブリーダーと密接に連携し、犬や猫がどのようにフードを消化するかを研究するなど、さまざまな情報交換を行っています。
ロイヤルカナンは、製品開発において獣医師のニーズを正しく理解することが重要であると考えます。また彼らの医療活動をサポートするために、食事療法食も開発しています。
サイズ区分 | 成犬体重 |
---|---|
超小型犬 | 4kg以下 |
小型犬 | 10kg以下 |
中型犬 | 11kg ~ 25kg |
大型犬 | 26kg ~ 44kg |
サイズ区分 | 成犬体重 |
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超小型犬 | 4kg 以下 |
小型犬 | 10kg 以下 |
中型犬 | 11kg ~ 25kg |
大型犬 | 26kg ~ 44kg |