ブリード ヘルス ニュートリション は、犬種ごとの気をつけたいポイントに配慮し、それぞれの犬種の栄養要求を満たす特定犬種のための総合栄養食です。
15犬種別のフードに含まれる栄養素やそのバランス、ギブル(フードの粒)の形にいたるまで、すべてその犬種のためだけに考えられたものです。
まずは、犬の多様性に最も気づかされる体重差からみてみましょう。
例えば、大きな犬種の一つであるセントバーナードの体重は、最も小さな犬種であるチワワの約50倍もあります。これを人に当てはめて考えるとどうなるでしょう。小柄な人の体重が40kgだとすると、最も大柄な人の体重は2トンもあることになります。
このように、同じ種でありながら著しい体格差をもった犬たちが、それぞれ異なる栄養欲求性を持っているのは、とても自然なことなのです。
次にパグとダックスフンドを比べてみましょう。
両者は同じ小型犬であっても、顎(あご)の長さに大きな違いがあり、それによりフードの「食べやすさ」も大きく異なります。これが例えば人なら、「食べやすさ」を調整するためにお箸やスプーンを使い分けることができますが、犬はそうはいきません。
愛犬の顎のかたちに合わせてキブル(フードの粒)を変える、という配慮が必要になります。
次に、ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーを比べてみましょう。
両者は同じ「レトリバー」という名前ですが、実はそれぞれ異なる固有の特徴があるのをご存じですか?
ゴールデンレトリバーの被毛は水をあまりはじかず、水に入ったときの保温のために長い毛を持っています。一方、ラブラドールレトリバーは皮脂の分泌が多く、被毛は水をよくはじき、保温のために体脂肪量が多くなっています。
犬種ごとに異なるこのような特徴は、最適な栄養バランスの差につながります。
ポメラニアンはデリケートな関節を持つ犬種で、大型犬と比べて12倍も関節のトラブルを起こしやすいと言われています。
関節の軟骨は、骨と骨の衝突や摩擦を防ぐクッションの役割を果たしますが、この軟骨は一度削れてしまうと、二度と復活しません。
豊かな長い被毛は、ゴールデンレトリバーの大きな魅力ですが、被毛が密で蒸れやすく、皮膚のトラブルを起こしがち…
日本の夏のように高温多湿な環境では、皮膚が蒸れないように、特に注意が必要です。
ミニチュアシュナウザーは、尿の量や回数が比較的少なく、尿が濃くなる傾向があります。
ほかの犬種に比べて約7.7倍も尿路結石が発生しやすいという報告も…
気づいたときには大きな結石ができていた、ということにならないよう、普段からおしっこの量や状態をよく確認することが大切です。
「転ばぬ先の杖」
ということわざがあります。
もしあの時に
こうしていれば…
と思うことほど辛いことはありません。
これから将来起こり得る
トラブルを理解した今、
私たちにできることの答えが
ブリードヘルスニュートリション
にあります。