ポメラニアンはデリケートな関節を持つ犬種で、大型犬と比べて12倍も関節のトラブルを起こしやすいと言われています。
しかし残念ながら、私たちが関節のトラブルに気づいてあげることは、そう簡単なことではありません。気づいたときには、重症化した状態…ということも、珍しいことではないのです。
そのため、普段から変わった様子はないか、こまめに観察するとともに、日々のフードで関節の健康をサポートすることが、とても大切になります。
小型犬は、大型犬より便秘発生率が高いのをご存じですか?これは糞便の大腸滞留時間が影響していると言われています。
小型犬の大腸の滞留時間は、大型犬の約半分程しかなく、この大腸の滞留時間が短いことで、大腸内の善玉菌による発酵が不十分になり、便秘になりやすくなると言われています。
また小型犬は、大腸の健康に欠かせない「短鎖脂肪酸」が大型犬の1/3程度しかないとも言われており、より配慮が必要になります。
本来出るはずの便が出ないというのは、犬が苦しいだけでなく、健康に決して良いことではありません。
小型犬は、歯のトラブルが多いのをご存じですか?小型犬のかわいい小さな歯、実はその小ささが歯垢の溜まりやすい原因になっています。
またポメラニアンのような小型犬は、乳歯遺残(乳歯が抜けずに永久歯が異常な位置に生える症状)が多く、その複雑な歯並びによって、さらに歯垢が溜まりやすくなるため、注意が必要です。
歯垢はやがて厄介な歯石になりますが、犬の歯垢は、たった3~5日で歯石になります。いったん歯石になると獣医師によるクリーニングをしなければ除去できません。そのため、日ごろから適切な歯のケアを行うことが重要です。
小型犬の皮膚の重量は、なんと体重の20%も占めており、この大きな組織を健康に保つために、小型犬には特別な配慮が必要です。
また犬は、摂取したタンパク質のおよそ30%もの量を皮膚・被毛の維持に使うため、その健康維持を考慮したフード選びが大切になってきます。
さらにポメラニアンは、極寒の地に生息していた毛量豊かな犬種を先祖に持ちながら、小型化しても毛量が変わっていないという特徴があるため、皮膚・被毛の健康には、より注意が必要です。
通常、総合栄養食であれば、「犬」が必要とする最低限の栄養要求は満たしていますので、生きていくための食事としては問題ありません。
しかし、それぞれの犬種は「使役」や「愛玩」といった目的にそって作られ、犬種ごとにさまざまな特徴や体型を持っており、必要な栄養素やそのバランスが違います。
それぞれに最適な栄養バランスを満たしてあげることが、その犬本来の美しい毛並や、俊敏な動きなどの魅力をひき出し、さらにはより健康で長生きできることにつながります。
これが犬種専用フードをおすすめする理由です。
ロイヤルカナンのブリード ヘルス ニュートリションシリーズは、フードに含まれる栄養素やそのバランス、キブル(粒)の形にいたるまで、15犬種でどれ1つとして同じではなく、その犬種のためだけにすべてゼロから開発されています。
ぜひ、他社の犬種専用フード同士を比較してみてください。犬種ごとに栄養素やそのバランス、キブルの形が異なっているでしょうか?
ロイヤルカナンのブリード ヘルス ニュートリションシリーズは、その犬種のためだけに作られた真の犬種専用フードです。
キブル(粒)は小さいほどよいという訳ではありません。小さすぎると、犬が噛まずに丸呑みしてしまいます。
ロイヤルカナンの犬種専用フードは、犬がよく噛むことで、歯垢の蓄積が抑えられるように、その犬種に最適なキブルサイズに調整しています。
おやつをあげていませんか?
体重管理は、おやつと食事をあわせたカロリーで考える必要があります。おやつをあげている場合は、おやつのカロリー分、食事を減らさなければなりません。ただし、おやつは一日の必要カロリーの10%以内に抑えましょう。
またフードのパッケージにある給与量は、あくまでも目安です。個体差や運動量によって変わってきますので、その子に合わせて給与量を調整する必要があります。太ってきてしまう場合、まずは与える量を減らしてみましょう。