一般的な小型ボンベによるCO2強制添加装置でCO2添加をスタートするには1万円近くの初期費用がかかるが、本製品は2,500円程度の初期費用でCO2添加をスタートできる。その手軽さは、水草水槽をスタートする初心者には有難い。
私は、本製品を45cmスリム水槽に使用しているが、勿論、水草の生長に十分なCO2を添加できており、(比較的小型な水槽に関しては)本製品の能力自体は問題ない。また、このパッケージで、ちょうど1ヶ月間使用することができたが、リフィルが1,000円程度なので、初回以降のランニングコストは1,000円/1ヶ月という感じだろう。
一方、一般的な小型ボンベによるCO2強制添加装置は、初期費用はかかるものの、CO2添加量の調節、夜間のOFF、或いは、電磁弁を導入した自動ON/OFFなどの制御が容易で、(※私が60cm水槽に使用しているADAのDo!aquaのキットの場合)小型ボンベ×6本=1,500円で、小型ボンベ×1本で2週間以上CO2の添加(1滴/1秒で、稼働時間は8~9時間/1日)が行なえる。つまり、私のケースだと、これを1ヶ月に2本使用するとすると、ランニングコストは500円/1ヶ月となる。
もし、長期的な水草水槽の維持を決めている場合は、本製品よりも制御し易くランニングコストが安い一般的な小型ボンベによるCO2強制添加装置をおススメする。お試し的に水槽に水草を導入して暫く様子をみたい場合、フィルター、照明などにお金がかかり、どうしても1万円近くの資金を捻出できない場合は、一時的に本製品を使用しても良いだろう。