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※ライフマルチとはリング状のセラミック(石)でできた、ろ材のことです。
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予め用意しておくもの
ソイルをネットに入れる際は、7分目ぐらいまで入れて、ネットが動くようにしておくと、土の土台を作る時に石の形に合わせて変形できます。

石組みを組む際に、どの位置にどのような山を作るのか決め、その山頂から垂直に降りた底面の中央点にソイルを入れたマチ土台を置きます。
山のイメージを元に、石を低い位置からマチ土台を取り囲むように組み上げます。
石の顔がどの面なのか見極めて、全体の筋や石の切れ目が同じ向きに揃えると動きが出ます。
石を積み重ねる際に、他の石との前後関係や左右上下の石との関係を配慮しながらその石の役割を考えて配置すると全体としてのバランスが生まれます。
各々の石には個性があって、その個性がそれぞれ引き立つように配置し、全体としても動きが出るように置いていくとよいでしょう。
土台のネットの高さまで石が達したら山の形を考えながらマチ土台をもう一段積み重ねます。
以上の行程を繰り返し行い、目標の山の高さまで石を積み重ねます。
石は時として他の石や土台と形が合わないので、そのような場合にはチビ土台を石の形に馴染むよう変形して使うと石が安定します。
ライフマルチ、
ボール、
風山石付きの水草は、通常垂直に使うのが普通ですが、今回のレイアウトでは斜め横から真横に石と石の隙間に差し込んで使います。
植えたての時点では素材の表面が若干見えてしまいますが、時間が経ってレイアウトが完成する2ヶ月後の頃には石を被い素材の表面は見えない状態になり、あたかも石の裂け目や隙間から生えているように見せることができます。
土台の役割について
ソイルを入れたチビ土台とマチ土台は、単に土台としての役割を果たしているだけでなく、石同士の隙間に埋め込んだライフマルチ付き水草の根が隙間の奥にある土台に届き、土台のソイルに根を張らせて元気な水草を育てる役割を果たします。