食虫植物特集 | チャーム

食虫植物特集

その魅力的な姿と全身に張り巡らされた罠、あなたも食虫植物の虜となるでしょう。
食虫植物は普通の植物が育つことが出来ないような条件の悪い土地をあえて選び生育します。
そんな劣悪な環境で生き抜くために「栄養が足りない分は虫を捕まえて補う」という独自のメカニズムを持つ被子植物へと進化を遂げました。
食虫植物が枯れて土に還ると、次第に土地が肥えてきて根から栄養分を取り込む植物が増えていきます。他の植物の日陰となって枯れてしまうのを回避するため、食虫植物達は環境の悪い新たな土地へと移り住むのです。このようにして、荒れた土地を開拓するようなイメージから「パイオニア(開拓者)プランツ」と呼ばれるようになりました。

食虫植物の紹介!

食虫植物の原種はこんなところで生育しています。

食虫植物は分布域が広く熱帯ジャングルから日本の沼地まで、世界中に分布しています。
ウツボカズラ(ネペンテス)は熱帯ジャングルの高温多湿な環境に生育し、ハエトリソウ、サラセニア、モウセンゴケは湿地に生育しています。
ムシトリスミレは寒帯・高山から暖地まで広く分布しています。
また、タヌキモなどの水生食虫植物は水中で生育しており、日本でも数種類見かけることができます。

食虫植物の栽培ポイント

【ポイント1】施肥は不要!
食虫植物は痩せた土地に生育する植物なので施肥は不要です。一般的な園芸植物のような施肥をすると、枯れてしまう原因になります。

【ポイント2】オススメ用土は水苔・食虫植物用培養土
水苔の使い方: 使用する前にたっぷりの水の中に浸し、使用直前に軽く絞って使います。繊維が平行になるように揃え、縦になるように詰めると水はけがよく、植物の生育がよくなります。
食虫植物用培養土:食虫植物が好む弱酸性原料をメインに配合されています。水がゆっくりと浸透するため、勢いよく水を与えすぎないようにするのがポイントです。
【ポイント3】
腰水栽培をすると管理がグッと楽になります。鉢底に腰水の高さまで砂利や鉢底石を入れ、水苔を敷きつめておきます。毎日朝夕蒸発した水以上の水をたっぷり与えて鉢の中の水と腰水を入れ替えます。
【ポイント4】
タヌキモの仲間は一例としてメダカなどと一緒に水槽での飼育やビオトープで生育するとよいでしょう。イトタヌキモは黄色い小花をさかんに咲かせます。

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