生体管理において皆様ご存じのと通り、「ろ過」は最も重要な位置を占めます。
チャームでも最も効率よく水質管理を行うために、流動ろ過を積極的に導入し現在ではこの方法なしには理想の管理を実現できないところまできました。現在はディスカスの管理、海水生体の管理にその力を存分に発揮しています。
高い耐久性と優れたろ過能力をもつ「流動ろ材」。現在大注目のアイテムです。

〇高いバクテリア付着率
生物付着性の高い含水ゲルポリマーにより高濃度にバクテリアを付着させることが可能です。形状が球体であるので、均一にバクテリアが付着して、強力なバイオフィルムを形成します。
〇ろ材の目詰まりを起こさない
球状構造の表面にバクテリアを定着させるので、ろ材としての目詰まりを起こしません。一般ろ材のように1年ごとの交換が不要となり、長期間使えて経済的です。
〇幅広い用途に使用可能
形状と比重特性により流動床ろ過に最適なろ過となっていますが、ドライろ過やウェットろ過でも高いろ過能力を発揮しますので、様々なタイプのフィルターに使用できます。

（１）高いバクテリア付着率
ポリエチレングリコールを主成分としたウレタン樹脂で作られた流動ろ材は硝化菌を安定かつ大量に表面に付着できます。水中を動く流動ろ材は適度に水圧を受けるため、ろ材表面に均一にバイオフィルムが作られます。
（２）少ないろ過容量でも驚きのろ過を実現！
通常のろ過（固定式）では、ろ材が目詰まりを起こしたりする関係で、ろ過層内の水の流れが一定の場所でしか行われず（チャネル現象）、本来のろ過能力が発揮できないことが多々あります。しかしこの流動タイプのろ材では、360度水が接触するため、決してチャネル現象が起こらず最大限の能力を発揮することが可能となります。

（３）比重がほぼ水と同等！
水の比重は基本1であるのに対し、このろ材の比重は1.025。ほぼ水と同等なので水との抵抗もなく、流れに逆らうことなく効果的な生物ろ過を実現します。
（４）高い耐久性
通常のろ材は崩れてしまったり、使用期限が短いなどのデメリットを含んでいます。しかし、この流動ろ材は、ゲル状であるがゆえに壊れることはありません。さらに球体構造の表面にバクテリアを定着させることからろ材としての目詰まりがないので、定期的な交換ろ材が不要となり長期間使えて大変効果的です。